お知らせ

JR四国が発表した新たなトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」のヘッドデザインを担当させていただきました。

2020.07.29

【デザインについて】
JR四国で書家の文字が採用されるのは初めて。
「藍」の文字は、徳島県産の藍の色素を摘出して作られた藍墨で書いています。
車体の、深い藍「かちいろ(縁起の良い色とされる)」に染まっていくグラデーションに合わせて、線もグラデーションが出るよう工夫しました。
一画目のスッと伸びた線は、風を切って走るトロッコ列車をイメージ。
車体デザインの水玉模様や流曲線を意識しながら、ふんわりした書体には、空や川、緑などの美しい自然の中、気持ちの良い風を感じながら楽しんでいるイメージを込めました。

 

【コンセプト】
デザインは、Ai(藍)の字体を阿波踊りの躍動感に見立てたシンボルマークをあしらい、柔らかな風合いをもった車両外観。
深い藍「かちいろ(演技の良い色とされる)」へと染まっていくグラデーションと、3色の流曲線とで、恵みを運ぶ吉野川の流れ、豊かで穏やかな阿波の風土が表現されています。
藍の絞り染めをモチーフにした水玉模様で、伝統文化の「ジャパンブルー」に、日本美である無垢なデザインの愛らしさを重ね幅広い年代の方に親しまれるデザインとなっています。

運転日 2020年10月10日(土)~11月29日(日)の土日休日、2021年3月27日(土)、28日(日)、 4月~5月、9月~11月に予定。
運転区間 「さとめぐみの風」徳島(10:34発)~阿波池田(13:00着)
「かちどきの風」阿波池田(14:39発)~徳島(17:06着)
トロッコ車両の乗車区間は、石井~阿波池田間。キハ185+キクハ32の2両編成で運転。全車両指定席。

JR四国 http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2007%2027%2001.pdf

◆天羽汕景プロフィール
天羽汕景書道教室主宰
四国大学書道文化学科卒業

幼少期、書道教室をしていた祖父から書を学ぶ。
海外でのイベントなどにも招待され、受賞歴もあり、昨年はフランス国際美術協会選出により、藍染め和紙に書かれた作品【和 WA】が、ルーブル美術館で展示される。
Louis Vuitton社など海外ブランド社向けのグリーティングカード「香」の筆文字デザインも担当。
絵画的とも言われる書風に、力強いメッセージ性と「凛」とした女性らしさを感じる作品は、国内外で高い評価を得ている。

 

主な活動歴
2015.06・09「国際平和美術展」招待出展
2016.07・10「WORLD PEACE ART EXHIBITION 2016」招待出展
2016.07 リオデジャネイロオリンピック芸術競技出展クリスタル賞受賞
2017.07「Japan Expo」招待出展&パフォーマンス出演
2018.08 Japonismes2018公認イベント作品出展(パリ)
2018.11 Hyper Japan2018招待出展・パフォーマンス出演(ロンドン)
2018.12 マール社「日本のデザイン書道家」選出掲載
2018.1~12 徳島新聞「暮らし」欄 作品掲載
NHK「とく6徳島」・「お昼のクローバー」出演
2019.07 OASIS international招待出展(パリ)オーディエンス賞受賞
2019.10 Bienal de Art Maison Japon招待出展(スペイン)
2019.12 SALON DES BEAUX ARTS 2019選出(パリ・ルーブル美術館)
2020.01 J-WAVE TOKYO MORNING RADIOゲスト出演
2020.01 藍色展(徳島県主催)出展
2020.02 「伊弉諾神宮」(淡路島)紀元祭 奉祝揮毫
2020.04 美術誌Art Maison特別編集号 「平成美術」 掲載

ロゴデザイン
徳島県民文化祭主催事業「あわの音の午後」
徳島県事業「阿波地美栄」
海外用グリーティングカードデザイン「香」
船名「第二小勝丸」
屋号「日本料理 食士 わたなべ」
屋号「のうき屋 米米」
シンポジウム題材「愛」
ミュージカル題字「新開桜」
劇団「夢創」
商品名「天然真鯛 鳴門めし 阿波の国 日本料理」
年賀状ムック本 素材

◆本件に関するお問い合わせ先
syolife@sankei-amo.com
090-4783-5150
天羽汕景