2017.09.07
個展も無事終わり、今は整理やいろんな手配をしているところです。
期間が長かったこともあって、約400人の方にお越しいただきました。
これはただの数字ではなく、これだけの方と、書を通じてふれ合えることができたということ。
励ましのお言葉や、これからの自分を整えていくために、大切なアドバイスなどもいただけました。
もちろん、自分の書を皆さまに見ていただく展覧会ではありますが、こういったことが、私の大きな肥やしになっていくのです。
まだどこか気が張っているような気もしますが、この度のことを振り返っていると、なんだか色々としんみりしてきます・・。
わざわざ時間を割いてお越しいただけたこと、本当に感謝でいっぱいです。
都合で、結果お越しいただけなかったという皆さんからのお気持ちも、とても嬉しかったです。
「心が洗われました」
「また個展される時は、ぜひ教えてください」
「何かあった時、この作品を見て励みにしたいので、写真を撮ってもいいですか?」
「何時間でも、この空間にいたいと思います」・・・
「字でこんな表現があるなんて・・ほんとに感動です」と涙してくださり、一緒にしんみりとお話しした方々も・・。
2度、3度、4度、来てくださった方も少なくなく、見ず知らずの方ですが、徳島新聞に掲載された私の記事を、手作りの額にして持って来てくださった方もいました。
小さなお子さんが、家族で個展に来てくれた様子を、絵日記にしてくれた写真もいただき、とても感動しました。
自分は、とにかく書道が好きで、「書く」ことが好きで、ほんとにただそれだけでポチポチ歩いてきていますが、こんな風に、一緒に何かを感じてくださる機会をもらえたことに、とてつもない幸せを感じています。
今年に入って、普段のお稽古に加え、ジャパンエキスポの準備から個展まで休みなく、正直、体はあちこち痛みや疲れが出ていますが、そのことよりも、喜びや感謝でいっぱいになっています。
個展といっても、自分が字を書けば成り立つわけではなく、それを表装してもらって「作品」として完成し、どちらかで展示させていただき、見に来てくださる方がいて、初めて成り立ちます。
支えあり、励ましありで、私もがんばれています。
晴れをさせてもらったのは私ですが、そのためにたくさんの方にご尽力を頂きましたこと、深く深く御礼申し上げます。
心より、ありがとうございました。
天羽汕景 拝