2021.09.25
少し前のことになりますが、関東・中部地方にある医療関係の事務局長より「希望を感じる書を書く書家を探しています」と、額作品2点のご依頼がありました。
そちらには、海外のスタッフも多いそうですが、この今の時代の色々なことを、後輩たちにも話伝えていきたい、とのことで、疫病(コロナ含め)をテーマに読んだ漢詩を2首ご希望でした。
1点目は、現代作家の方の漢詩のようで、当たり前だったことが当たり前ではなくなったコロナのことを憂いている詩なのだそうです。
私はその憂いをもう一方から見て、だからこそ普段当たり前にあることに改めて感謝し、線と線が向き合うように人と人も向き合い、助け合い、明るい雰囲気に仕上げたい、と思いました。
2点目は、古典を引用した漢詩。
海外からたくさんのマスクを寄付していただいた時に、その段ボールに書いてあったのだそうです。
疫病で大変なことは、世界中みんなが同じ。国境を超えて共に助け合いましょう、との意味。
こちらの作品は、狂草体で。
こちらも更にリズミカルに、絡み合ったものをほどきたいような気持ちで仕上げました。
実は制作期間が1週間ほどしかなかったのですが、堀得感堂(TAO style)さんに、バシッとまとめていただきました。
シンプルだけど上質、品の良い艶が美しい額装です。
ご縁をいただき、ありがとうございました!
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