2021.10.26
12月に開催される、浄瑠璃公演の題字を書かせていただきました。
こちらは徳島用のパンフレットですが、18日(土)にも、淡路人形座(淡路島)でも同公演開催されます。
『阿波路会』とは、女流義太夫の会です。
鶴澤友路師匠(人間国宝)に師事し、20年以上コンビを組んで活躍されている、重要無形文化財保持者の竹本友和嘉師匠(徳島・太夫)と、同じく保持者の鶴澤友勇師匠(淡路島・三味線)が、「浄瑠璃をもっと広く知ってもらいたい」との想いで結成されました。
これまで定期公演以外にも、人間国宝竹本駒之助さんとの舞台共演、奈良東大寺での浄瑠璃公演など、数々の公演を行ってこられたそうです。
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※ 義太夫(ぎだゆう)
浄瑠璃ともいう。
三味線と、合わせて物語を語る太夫(たゆう)によって演奏される、語り音楽。
義太夫と人形が一体になった総合芸術を、人形浄瑠璃(日本を代表する伝統芸能の一つ。)という。
この時、舞台に向かって右側に座っている2人の演奏が、義太夫。
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阿波路会は、人形浄瑠璃ではなく浄瑠璃で、語りと三味線で、物語を演奏されるものです。
私はそれまで、浄瑠璃のことを詳しく知らなかったので、取り掛かる前に、定期公演を観に行かせてもらいました。
こちらはお弟子さんが担当されているのですが、その語りからも、心に迫ってくるものがありました。
両師匠の生の舞台は、徳島でもなかなか観られる機会がないのだそうです。
あの迫力。
体が自然と一緒にリズムを取ってしまうような、あのメリハリのある拍子。
涙が出てくるほど訴えかけてくる声の表情。
この度のことで、何度か聞きにいくうちに、義太夫ってなんてカッコいいんだとハマりつつありますが笑、当日は私も楽しみに伺いたいと思います。
『阿波路会』
2021年12月19日(日)
16:00〜17:30
会場:阿波十郎兵衛屋敷
料金:1.500円(入場料+床本代)
100席限定
お問い合わせ・チケット販売
《阿波十郎兵衛屋敷》
徳島市川内町宮島本浦184
088-665-2202
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そして、今日ニュースで拝見しました。
阿波人形浄瑠璃振興協会が、県民文化賞を受賞されたとのことです。
芸術文化に関する賞の中でも、徳島の誇りとなる方、団体に贈られる、1番大きな賞だったかと思います。
誠におめでとうございます!